事件は解決した。青い宝石「人魚の涙」は無事に戻った。
だが翌朝、宝石の表面には一筋の水滴が……。
――宝石に宿るという人魚の伝説は、本当なのだろうか。
事件から数日後、青い宝石「人魚の涙」は博多奇譚館の展示室に戻された。
水城は安堵した表情で、元の展示台に収まった宝石を見つめている。
だが翌朝、誰も触れていないはずの宝石の表面には、一筋の水滴が残っていた。
それはただの結露なのか。それとも……。
――博多の街には、まだ語られていない物語がある。